「しおじの碁」


はじめに

囲碁は、白と黒の石を交互に盤面に置いていき、陣地を取り合い広いほうが勝ちというゲームです。
しおじは、認定5段(免状4段)を18年前に取得しましたが、へぼへぼ(上手く云えば個性的)なの
です。どの様にへぼへぼかといいますと、気合一本でバランスが悪い打ち方。同クラスの人と対局
 すると、中押し勝ちか負け( 明らかな負けの場合、敗者が最後まで打たずに途中で降参すること )
で勝負が決まってしまうのです。 中級者くらいで棋力が伸び悩んでいる方に、しおじの”へぼへぼ
作戦”を連載して行こうと思いますので、参考にしてください。     気分転換に一度実行あれ!

■へぼへぼ講座が始まりました!

まずは 第一弾、高段者に勝とう!手の内 教えます。(中級者向け)

しおじも、町の囲碁好きの高齢者の方と、たまにお相手させてもらうのですが、3級から初段くらいの棋力が多いですね。
というわけで、4子から6子の置き碁で指します。 盤面、黒だらけですので、本手を打ち続けては、へぼへぼ高段者に勝ち目
はありません。では、どうするのでしょう?次回お相手をされる時に、よーく上手の石を見てください。
序盤、決して地を取ろうとはせず、黒石を裂くように、しかも白石同志が連絡し合う様に打ちます。
切れた黒石の中で、弱い石ができるのを待っています。じわりじわり包囲網が迫ってくるのです。
下手は、弱い石がないかちょっと視線を引いて、遠目から眺めてみましょう。そして、欲張って陣地を囲う前に、
弱い石に1手、入れておきましょう。 いれないなら、捨てる覚悟をしてください。実は、この様な弱い石を逃げ出そうと
すると、上手の思う壷です。せっかく張った、黒模様の中に土足で踏み込み、模様が逆に弱い石に変身していまいます。
また、黒地を荒らしに来たとします。何で荒らしに来るかといえば、白の形勢が良くないからで、黒は無理をしなくても
勝てると云う裏返しですから、つけに切り返しなどせず、鉄柱で堅く打ち、「活きたかったら活きなさい」と堂々と打ってください。
白が活きても、周りが厚くなるので、そんなに損をしないと思います。 つづく




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